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有機物の投入過剰

土壌有機物の上限量

土壌の有機物量にも適正値がある。  →   2〜8%

壌土で100トン(10a)の土壌に対して、5トンが上限値
年間200sの有機物供給で、1万年で2.4トンの有機物が維持される。

有機物が多くなるとそれを分解する微生物も多くなる。 → 土壌酸欠

有機物が多くなると、微生物も多くなる。
微生物が多くなることは、糸状菌が多くなることでもあり、土壌病害発生の危険性が増加する。

有機物が過剰にあると  →   土壌間隙の酸素不足になる。

微生物は、酸素を吸って炭酸ガスをはき出す(呼吸)

団粒構造を作るために有機物を過剰に投入すると、炭酸ガス(CO2)が土壌間隙(マクロポア)に充満し酸素の収奪が行われる。
降雨時には、間隙の空気が水と入れ替わり、一層酸素不足を招き、糸状菌を活性化する
 

酸素不足になると    →   根腐れと病害発生

幼植物の根の酸素利用速度は、微生物の200〜5000分の1。

少ない酸素は、根が利用するよりも、微生物に利用されてしまう。
その為、健全な根の生育が阻害され、壊死にいたり腐敗した根から病害が発生する。
 

根からの有機物供給

    根からも、100kg以上の有機物が供給される。

 

 

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