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気候700年周期説西岡秀雄 慶応大学文学部教授(1949年8月)昨今、地球温暖化が方々で叫ばれており、最近ではアメリカが京都議定書の一方的な破棄を国際社会に通告しましたが、このサイトでは賛否の論議をすることの目的ではなく、農業の最大の関心事である気候の根本的な定義、つまり太陽について考察していきたいと思います。 炭酸ガスの大気中の含有量が300ppmから345ppmに増加したことにより温暖化の著しい上昇が発生していることの審議は、定かではありませんが、最近のマスコミの天候に対する表現は、ビルの中での放送による季節感の欠如以上に、農耕に従事しなかったり、季節感のない食品の摂取により、少しの寒暖の違いを大きな異常気象の訪れのように表現するのは、あまりにも浅はか過ぎます。 農業の世界でも、増収重視の元肥主義による多肥栽培の、病害虫の発生や不作の原因を何でも気候のせいにしすぎる嫌いがあります。 地球誕生から45億年、現在の環境から4億年、恐竜の絶滅から6500万年、われわれの寿命に換算すると、1億年は、60年を166万回、有史以降6000年を1万6千回も繰り返しているのです。 人類が、とりわけ個人が生きたホンの一瞬を訳知りに話をするのは、コギャルだけに任せて、もっと本質の奥深くを見つめていきたいものです。 ここでは、生命活動の根本である気象について考察していきたいと思いますが、手始めに52年前に発表された、気候700年周期説を取り扱います。 西岡教授の現在の生死は不明ですが、存命なれば88歳になられるようです。 文学部の教授ということで、科学者ではないようですが、論理の展開は年輪や、歴史、古書文学などにより展開されており非常に楽しく注目できるものです。 現在発売されているか不明ですが、興味のある方は探してみてください。
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